気づいてよ…



おじさん一家が来てからすぐに家をでたのに、もう夜中。


明日は近所に挨拶や部屋の片付けをしないといけない。


風呂も明日の朝入るとして、もう寝よう。


俺はまだ新しい匂いがするベッドに潜り込んだ。


家の中に1人ってのは正直初めて。


今までは違う部屋に家族がいたし、隣にともがいた。


でも、今日からは違う部屋にも隣にも誰もいない。


一人暮らしってこういうことなんだな。


家事をやってくれる人はもちろんいない。


どんなに大変でも、いつも美都と一緒にしてた家事。


今日からは全部自分でしないといけないんだ。


そんなことを考えながら眠りについた。



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