気づいてよ…



「障がい児…」


「私もです!!!!」


興奮して俺の腕を両手で掴んでる美羽。


すごく可愛いんですけど。


「まじで!?すげー…でも、コースは違うな。美羽教室にいなかったもん」


「あ…はい。でも、一緒に実習とかするらしいですから!うわぁ…」


真昼の静かな駅のホームに美羽の声が響く。


美羽がこんなに興奮してるのも珍しいな。


電車に乗ってからも小さい声でずっと話してた。


何でだろう…。


美羽と話していると、すごく安心した。



< 221 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop