気づいてよ…
「障がい児…」
「私もです!!!!」
興奮して俺の腕を両手で掴んでる美羽。
すごく可愛いんですけど。
「まじで!?すげー…でも、コースは違うな。美羽教室にいなかったもん」
「あ…はい。でも、一緒に実習とかするらしいですから!うわぁ…」
真昼の静かな駅のホームに美羽の声が響く。
美羽がこんなに興奮してるのも珍しいな。
電車に乗ってからも小さい声でずっと話してた。
何でだろう…。
美羽と話していると、すごく安心した。