気づいてよ…



「どうぞ」


美羽の部屋は本当に俺の真下だった。


「おじゃましまーす」


まるで松木家に入ってる気分になる。


「もう片付いてんだ…」


すっかりきれいになってる美羽の部屋。


俺はまだ終わってねぇ…。


「荷物少なかったので」


俺も多くはなかったぞ?


やっぱ美羽はすごいや。


「せっかくなのでオムライスにしましょうか」


キッチンから顔を出した美羽が可愛く笑う。


「じゃあ、お願いします」



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