気づいてよ…
「ごめんねぇ」
やっと離れた彩菜。
美羽の頭を撫でながら謝ってる。
説得力ないよ?
「奏くんのお友達ですか?」
「そう!!お友達なの!」
嬉しそうにそう言ったのがエリン。
エリンのお母さんはアメリカ人らしい。
「あ、奏くん?さっき花鈴ちゃんに会って…今日の夕飯はご馳走してくださるそうです!7時にって言ってました」
なるほど…なんとなく思惑が見える。
「そっか…サンキュ!」
「はい!!」
美羽は可愛い笑顔で去って行った。