気づいてよ…
「すぐ準備するから待っててね」
母さんの言葉で俺と美都は部屋に行った。
でも、俺が部屋に入ってすぐに美都が俺の部屋にきた。
「嫌な予感しない?」
俺は勘が鋭い。
美都は鈍い。
その美都が言うならよほどのことなんだろう。
俺の不安は大きくなった。
「気のせいだろ…美都は鈍いし」
俺が安心したくてそう言った。
でも、言ったら不安はもっと大きくなった。
夢の映像が頭の中にはっきりと現れる。
もやなんか全然かかってない。
まるで実際の記憶みたいな感じ。