気づいてよ…



少しだけうとうとして、目覚めたのは7時。


毎朝起きている時間。


あまり寝ていないから体がだるい。


でも、俺は制服に着替えて美都を起こしに行く。


「美都、起きろ」


涙の跡がある。


泣きながら寝たのか。


美都にしてはよく耐えた。


いつもはすぐに泣くからな。


「ん…そぅ?」


寝起きの美都は半分寝惚けている。


「ん…7時だから。2度寝するなよ?」


力無くそう言って準備をした。



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