気づいてよ…
秀斗はもう1回ため息をついて2歩歩いた。
「美羽ちゃんには絶対に伝えろ。お前の口から」
秀斗は俺の目をしっかり見て言った。
俺の口から…そうだよな。
他の奴から聞いたらもっとショックだよな。
「真帆には俺から言って良い?」
真帆も俺たちの大事な友達だ。
「うん、頼むよ」
真帆には秀斗からの方が良い。
美羽は俺から。
「秀斗、サンキュー」
「良いって!俺ら友達だろ?」
そうだな。
俺たちは友達なんだ。