先生と秘密の恋
「理事長、失礼します」
「健(takeru)お兄ちゃん…」
従兄の健が現れた。
「時間です。茉桜もまずは入学式に行け」
「もう、そんな時間か……。帰りに来てくれ、茉桜」
「……」
「茉桜ちゃん?大丈夫?」
「だ、大丈夫です……!失礼します」
両親がいなかったから祖父母を本当の親のように信頼し、頼ってきた。そんな祖父が居なくなるのが信じられなかった。
「気にしたらダメ……。叶弥さんと暮らすためだから……」
体育館に向かおうとした時、前から声をかけられた。
「神崎!」
「橘先生…祐太」
「ったく。何してんだよ」
「入学式始まるよ」
「はい……」
中学の時から知ってる橘先生と祐希の弟で一年先輩の祐太に声にかけられた。
「行くぞ」
「うん……」
全てを知ってるはずの祐太が何も言わずに手を握る。
「健(takeru)お兄ちゃん…」
従兄の健が現れた。
「時間です。茉桜もまずは入学式に行け」
「もう、そんな時間か……。帰りに来てくれ、茉桜」
「……」
「茉桜ちゃん?大丈夫?」
「だ、大丈夫です……!失礼します」
両親がいなかったから祖父母を本当の親のように信頼し、頼ってきた。そんな祖父が居なくなるのが信じられなかった。
「気にしたらダメ……。叶弥さんと暮らすためだから……」
体育館に向かおうとした時、前から声をかけられた。
「神崎!」
「橘先生…祐太」
「ったく。何してんだよ」
「入学式始まるよ」
「はい……」
中学の時から知ってる橘先生と祐希の弟で一年先輩の祐太に声にかけられた。
「行くぞ」
「うん……」
全てを知ってるはずの祐太が何も言わずに手を握る。