先生と秘密の恋
「茉桜ちゃん。神谷先生」
「何?健お兄ちゃん」
「はい」
「二人が住む新居はここだ」
「え…?」
「ちょっ…!いくら何でもここは……」



健が示した新居。
そこは学校から100メートルも離れていない建物だった。


「確かに近いですが、僕自身の家に近いですし……」
「祐太の家の真横……?」
「は?なんで?」
「その通りです。祐太にも手伝ってもらわないと……」
「いいです……」
「茉桜?」
「祐太に手伝ってもらわなくてもいいです!」
「茉桜!」


そんな一言を残して、茉桜は部屋を出て行った。

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