騙されないんだからネッ!【完】









「なぁ」




私達が門を出た辺りで北川は口を開いた







やっぱり聞かれるよね…………










「オマエ…………学校では友達なんて「分かってる」



そう



私は学校で上手くいっていない


友達は一人しかいない

だけどその友達も…………



「私、お母様やお父様に心配かけたくないからウソついて誤魔化しているの


お願い

黙っていてくれる?」







「………………………



オレはオマエのコト学校の奴の中では一番知ってるつもりだ


どうして友達がいないのかも知ってる



少しくらい………誰かに頼ってもいいんじゃねぇのか?」




「っ!


その頼れる人がいないから私は困っているのよ!

アンタ、私のコトよく知っているのなら分かるでしょ!?」



すると北川は………………








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