我ら、恋愛休業中!
「だって…」
『だって…?』
「ママの肉じゃがの方が美味しいんだもん!」
『…はぁ?』
「いや、だからー!ママの方が料理が美味しいの!だから、僕は帰るよ!今までありがとう!」
『いや、あのー…』
「じゃあね!」
爽やかな笑顔を浮かべて出て行く彼は、私とデートに出掛ける時よりも楽しそうで、楽しそうで、楽しそうで…。
止める事も…いや、もはや引き止める気にもならなかった!
付き合って半年。
今までから少しおかしいなぁ、なんて思いながらも気にしないようにしていた彼が極度のマザコンであった事を知りました。
『…って、私が振られるのが納得出来ないしー!』