はなおの縁ー双葉編ー
「ねえ、お兄ちゃんに伝えてくれる?来週同じ時間に同じ場所で待ちます。って」
「わかった、そう伝えるね。」
「あ、ちょっと待って。、、、はいこれ、今日のお駄賃。」
「え、いいよ、そんなの。もう兄ちゃんから先にもらってるからさ。」
「え?」
「お姉ちゃんは絶対にお駄賃をよこすから、もらっちゃだめだよって。」
、、、何か見透かされてる。
「でも、また言伝してもらうんだから、はい。」
と、渡した。
「これで何かお買いよ。」
次は素直にもらった。
「ありがとう、お姉ちゃん。」
ちょっとはにかみながら、そう言って、男の子は去って行った。
その姿をしばらく見ていたが、やがて今の状況が分かってきて、少し落胆した。
「あ~あ。今日はお預けかあ。」
そうは言ってみたけれど、なんだか楽しみが湧いてくる。
、、、、ほんとに、いい加減気づいたらいいのに、あたしってば。
「わかった、そう伝えるね。」
「あ、ちょっと待って。、、、はいこれ、今日のお駄賃。」
「え、いいよ、そんなの。もう兄ちゃんから先にもらってるからさ。」
「え?」
「お姉ちゃんは絶対にお駄賃をよこすから、もらっちゃだめだよって。」
、、、何か見透かされてる。
「でも、また言伝してもらうんだから、はい。」
と、渡した。
「これで何かお買いよ。」
次は素直にもらった。
「ありがとう、お姉ちゃん。」
ちょっとはにかみながら、そう言って、男の子は去って行った。
その姿をしばらく見ていたが、やがて今の状況が分かってきて、少し落胆した。
「あ~あ。今日はお預けかあ。」
そうは言ってみたけれど、なんだか楽しみが湧いてくる。
、、、、ほんとに、いい加減気づいたらいいのに、あたしってば。