はなおの縁ー双葉編ー
「へえ、こんなにあるんですね。あ、オランダ文学があるのね。、、、これを調べてくれたんですか?」

「うん、時間がないからおやじさんの言ったのを書き写しただけだけど。」

すごく熱心に話をしてくれる彼を見ていてうれしくなってしまった。

「、、、、、ありがとう。」

「え?」

「あたしのために、、、」

彼を見る。

「、、、うん。」

彼は照れていた。

でも、うれしそうな顔をしてくれた。

「さ、次は君も入れる店だよ。ゆっくり見るといいよ、行こう。」

といって、背中を押してくれた。
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