PureWhite
-3-
お腹なんて空いてない…と
言った割に、女は
ベーグルとミネストローネと
スクランブルエッグをペロリと食べた。
でも、とても味わっている風には
見えなかった。
当然と言えば、当然だけど…。
「で、あなたは誰?」
ミネストローネの最後の一口を
飲み干して女が言った。
「早川トオル。27歳。」
「何してる人?」
「尋問かよ。
人んちで朝飯食っといて?」
「もう昼だよ。
それに、落ち着いて考えよう
って言ったの、そっちでしょ。
何かの手懸りになるかもしれないし。
職業は?」
「アイドル」
「は?」
は?じゃねぇよ。
「それもトップアイドル」
腹が立って付け加えてやった。
我ながら、なんて間抜けな答えだ。
「ふざけないで!」
思った通りの反応だった。
言った割に、女は
ベーグルとミネストローネと
スクランブルエッグをペロリと食べた。
でも、とても味わっている風には
見えなかった。
当然と言えば、当然だけど…。
「で、あなたは誰?」
ミネストローネの最後の一口を
飲み干して女が言った。
「早川トオル。27歳。」
「何してる人?」
「尋問かよ。
人んちで朝飯食っといて?」
「もう昼だよ。
それに、落ち着いて考えよう
って言ったの、そっちでしょ。
何かの手懸りになるかもしれないし。
職業は?」
「アイドル」
「は?」
は?じゃねぇよ。
「それもトップアイドル」
腹が立って付け加えてやった。
我ながら、なんて間抜けな答えだ。
「ふざけないで!」
思った通りの反応だった。