PureWhite
コーヒーは何があっても丁寧に淹れる。

かつて番組の企画で老舗喫茶店に
弟子入りし、一からきっちり
叩き込まれた。
腕は、そこらのコーヒーショップには
引けを取らない自信がある。
武道の型の様に一挙一動に
神経を張り巡らせコーヒーを淹れると
決めている。
僕にとって、1日の始めの
大切な儀式だ。

どうやら、昨夜はよほど疲れていた様で
ジャケットまで着たままだ。
「そうか…ましろにミルクやって、
そのまま寝ちゃったんだな。」
自分で呟いて思い出した。

ねこ!ましろは??
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