PureWhite
バタバタとあちこち探しまわったけど
どこにもいない。
冷蔵庫の裏さえ覗いてみた。
残す寝室のドアを開けると
女はさっきのまんまだ。
チッと舌打ちして、ベッドの下を覗く。
「ましろ~!」
呼んでみても、
どこからも鳴き声はしない。
「おまえ、ねこがいたろ。
こんくらいの、小さいヤツ。
ねこ、どうした!?」
出ていくまで一言も声を掛けるまいと
決めていたが、仕方なく問い詰めた。
「え?」
ポカンとした顔を見て、
本当に知らないのだとすぐ解ったから
「とにかく、すぐ出てってくれ。
警察呼ぶぞ。こんなことしたって
なんにもイイことないだろ!」
そう言い捨てて、部屋を出る。
もう一度家中見て周ったけど
いない。
夢だったのかな…と思うと
なにしろ、あの女に
無性に腹がたって、寝室のドアを
今度は乱暴に開けた。
どこにもいない。
冷蔵庫の裏さえ覗いてみた。
残す寝室のドアを開けると
女はさっきのまんまだ。
チッと舌打ちして、ベッドの下を覗く。
「ましろ~!」
呼んでみても、
どこからも鳴き声はしない。
「おまえ、ねこがいたろ。
こんくらいの、小さいヤツ。
ねこ、どうした!?」
出ていくまで一言も声を掛けるまいと
決めていたが、仕方なく問い詰めた。
「え?」
ポカンとした顔を見て、
本当に知らないのだとすぐ解ったから
「とにかく、すぐ出てってくれ。
警察呼ぶぞ。こんなことしたって
なんにもイイことないだろ!」
そう言い捨てて、部屋を出る。
もう一度家中見て周ったけど
いない。
夢だったのかな…と思うと
なにしろ、あの女に
無性に腹がたって、寝室のドアを
今度は乱暴に開けた。