びーだま
「いらっしゃーい!」

オレは、振り向いた少女の大きな瞳に心を殴られたような気になっていた。

言葉が出なかった。

幼さの残る、深い…暗い瞳だった―――。

杏…お前を忘れるつもりはなかったんだ…
オレは…お前に―――


< 10 / 19 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop