びーだま
「珍しいお客さんだね…お前いくつよ?っつーかここメンズだしね…。」
男は笑って…違う。ヘラヘラしてって言う表現が正しいかな…。
ヘラヘラしながら、あたしに近づいてきた。
(あっ…この甘い香り…―――)
そう思った瞬間…
「あれぇ~?店長!援交っすかぁ~?」
坊主頭にビックリするぐらい似合わない優しそうな顔の男がコンビニの袋をぶら下げてやって来た。
「ちげーよ…ナンパだし」
私は再び‘店長’と呼ばれた長身の男を振り向きざまに睨んだ――――
「おっ?いいね。その顔…お前…名前は?」
その物怖じしない仕草に、物言いに、その姿にあたしは…抱きついてしまいたかった…。泣きたくなった…。
「ちなみにオレは………観月 朔哉」
―ミヅキ サクヤ
あんたを忘れることなんて出来ないよ…
男は笑って…違う。ヘラヘラしてって言う表現が正しいかな…。
ヘラヘラしながら、あたしに近づいてきた。
(あっ…この甘い香り…―――)
そう思った瞬間…
「あれぇ~?店長!援交っすかぁ~?」
坊主頭にビックリするぐらい似合わない優しそうな顔の男がコンビニの袋をぶら下げてやって来た。
「ちげーよ…ナンパだし」
私は再び‘店長’と呼ばれた長身の男を振り向きざまに睨んだ――――
「おっ?いいね。その顔…お前…名前は?」
その物怖じしない仕草に、物言いに、その姿にあたしは…抱きついてしまいたかった…。泣きたくなった…。
「ちなみにオレは………観月 朔哉」
―ミヅキ サクヤ
あんたを忘れることなんて出来ないよ…