【短】悲観的恋愛物語
『うっせぇ。だってそうだろ?今までのは、好きになったわけじゃねんだから。』


うん…確かに?

そう言われれば、そうだけど…。


いや…でも本気でドキドキしたりとか、ときめいたりはしてるし。


あれが恋じゃなかったら、恋って何?


「好きになるって何?」


そう考えるでしょ、やっぱ。




『あーもう、まじお前何!?ダメだ。眠くて考えられねぇ。明日また話そう。』


気が付けばもう夜中の3時になろうとしてた。


「分かった。ありがとう。おやすみ。」


意味の分からないあたしのために、また明日考えてくれるんだって…うれしいよ。


でももうメールこないとか、そういうパターンかな?


男なんてそんなもん…。

どーせ口だけなんだから。
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