【短】悲観的恋愛物語
THIRD
「誰!?いつの間に!!」


めちゃめちゃ驚いてる友達。


でもあたしだって、ようやく気付いた。

友達に言われるまで、確信が持てなかったぐらいだし。


「……前話した、メールしてる人」


「前話したって…え!!不細工!?」


「あっ」


そっか…。

友達にはそう話してたんだっけ。


でもあたしはあの人が本当に不細工でも、どこかで出会っていたら……

絶対好きになってたって思うんだ。


その気持ちを友達にも話さなくちゃだね。




−−−−

−−−−−−−


「へぇ〜。そんなこと緋芽が話すなんて思わなかった」


全てを聞いた後で友達はそう言った。


「えへへ」


恥ずかしくてあたしはまた真っ赤になっていた。
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