【短】悲観的恋愛物語




そしてその夜、あたしはメールを送った。


「久しぶり♪最近の女の子の様子はどう?大丈夫?」


あの人が悩んでたこと。


きっとあたししか、この悩みを聞ける人はいないから……

愚痴ぐらいいーっぱい聞いてあげたいって考えた。


すると、すぐに返事は返ってきた。


『久しぶり!!最近はあんまり気にならなくなったかも。アンタのお陰かな?』


お世辞でもやっぱりうれしいよ…。




「あたしは何もしてないじゃん。本当に大丈夫?何かあったら言ってよね。」


あたしの本音。

あなたのために何かしたい…。


『ありがとう。アンタと知り合えてよかった。最近よく思うんだよな。』


ドクン


あたしも同じこと思ってた。

ずっと…ずーっと。
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