【短】悲観的恋愛物語
夜になって、あたしはメールを送った。
「返事しなくてごめんなさい。あたしね…もっとあなたと仲良くなりたいって思って、昨日メールしたんだ。だけどあなたは違うのかな?正直に教えて欲しい。」
その返事は驚くほど早かった。
『俺こそごめん。嫌だとかそういうつもりで昨日言ったんじゃないんだ。理由がある。聞いてくれるか?』
和泉くんの言った通りだった。
理由…怖い気もするけど、聞かなきゃ前に進めない!!
「うん。教えて?」
あたしは一つ深呼吸をして、メールを送信した。
『ありがとう。明日決心がついたら言う。少し待ってて欲しい。』
「分かった。待ってるね。」
この日のメールはこれで終わり。
明日何を言われるかなんか、全然予想できないけど…きっと大事なことなんだよね。
メル友から、友達になることができるのかな?
携帯を大切に握りしめて眠った。