Sales Contract

「全然OKです」


はい、売買契約成立。


「あ、でも一つお願いなんだけど…バイトでも内職でもいいから、何かしら仕事してくれる?
あたし、個人的に仕事してない人って軽蔑しちゃうの」

少しきつい口調になってしまったが、彼は快く受け入れた。

基本的にあたしの言ったことには従ってくれるようだ。


「それと、勝也くんがもう大丈夫だと思ったら勝手に出てってくれて構わないから。
まあ、こっちとしてはいつまで居てくれても構わないんだけど。
でも泥棒はやめてね」

この子が居てくれれば、性欲処理のためにいらない男性関係を作る必要もないし、こっちも都合が良かった。


< 13 / 310 >

この作品をシェア

pagetop