Sales Contract
第7話
帰りに駅の薬局に寄り、冷却シートを買って家に戻った。
「ただいまー…」
辺りは静まりかえっていた。
できるだけ物音をたてないようにして、寝室に入る。
ドアを開けた途端に鳥肌が立った。
空気がこもっていて、こっちまで寒気がしそうだ。
ベッドをのぞくと、勝也くんが苦しそうに眠っていた。
とりあえず窓を開けて換気をし、シャワーを浴びてこよう。
そう思い窓をゆっくり開けて、風呂場へ向かった。