Sales Contract
「お待たせ」
勝也くんがバスタオルを巻いただけの姿でやってきた。
細い身体。きめ細かな肌。若い子の体ほど、綺麗なものはないと思った。
またあたしは彼に見とれてしまう。
「あたしは出掛ける前に浴びてきたから。
寝室はこっち」
手を引いて誘導する。
真っ暗な寝室に入り、ドアを閉めると、今度は勝也くんが強い力であたしを引き寄せた。
「えっ…?」
「千絵さん可愛いから、興奮しちゃった。
僕が上になっても良い?」
耳に熱い息がかかると、あたしは黙って頷くことしかできなかった。