Sales Contract


「いいじゃん、気にしなくても。
俺、4月って好きだけどなぁ…色々と新しく始まる感じが。

まあ、覚えておくから祝わせてね」


勝也くんなりのフォローなのかな?
何にしても、微笑んでそう言ってくれるのは嬉しかった。


「…ありがと」


「じゃあ、先輩の家まで行ってくるね。
夕飯はいらないから」


「分かった、いってらっしゃい」


そう言うと嬉しそうに彼は出ていった。


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