Sales Contract


勝也くんはバイトの先輩にいつも仕事が終わった後、勉強を教わっていたらしい。
勝也くんが言うには、彼は勝也くんが目指している大学の経済学部の2年生で、頭が良い上にイケメンなんだそうだ。
知り合いが少ない勝也くんにとって唯一の同性の友達らしい。
あたしとの事も話してあるから、もしコンビニまで来ることがあったら紹介するよと言ってくれた。



でもよかった。
勝也くんなりに色々考えて行動しているみたいで。


あたしもあたしなりに頑張らなきゃな。


食器をシンクに置くと、荷物を持ってあたしも家を出た。


< 213 / 310 >

この作品をシェア

pagetop