Sales Contract


勝也くんに案内されて個室に入ると、話に聞いていたとおりのイケメンが座っていた。

程よく焼けた肌に、引き締まった男らしい体。
それに…とても綺麗な目をしていた。

勝也くんとは対照的だけど、二人で並んでいたら雑誌の表紙にでもできるだろう。


「ナンパでもしたの?」


彼はクスッと笑ってこちらを見た。
その整った顔を見たら、思わずドキッとしてしまう。
隣の村上を見ると、案の定目がハートになっていた。

「違う違う。
じゃあ…とりあえず座ってください」


私は勝也くんの隣、村上は勝也くんのお友達の隣に腰を下ろした。


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