Sales Contract


まだ荒れたままの息で、彼はぐったりソファーに座りこんだ。



「勝也くん、ありがと…」

彼の隣にあたしも座ると、この間と同じように触れるだけのキスをした。


「千絵さん可愛い〜」


にっこり笑いながら、彼はあたしの頭を撫でてくれた。
頭を撫でられるのって嫌いじゃない。


「一緒にシャワー浴びよっか」


あたしが提案すると、勝也くんが間抜けな声を上げて驚いた。

「別にここまでオープンになっちゃったんだからいいじゃない。ね?」


「あー…うん」


頬が赤くなった彼の手を取って、お風呂まで連れていった。


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