主婦ミラ子は考える
・ミラ子と掃除機編・



「よ~し、掃除機かけるか!」


スイッチ オン!
うぃ~ん


『上手だよ、ミラ子ちゃん』


「おっ、掃除機の誉めが始まった」


『君のその白魚のような手で僕を上手く誘導…イタッ』


リビングのちゃぶ台に掃除機をぶつけてしまった


「ご、ごめん…痛かった?」


『大丈夫だよ、君からの愛のムチだと思えば僕は武者震いするよ』


「キモッ!!何か、このキャラ合わんな」


ミラ子は掃除機が何やら甘い言葉を吐いているのを一切無視して、ガーガーと掃除機をかけまくった


『この激しさが堪らないよ~君の愛のムチをもっと~』


スイッチ オフ!


掃除機は静かになった


「誉めるっつーか…ただの変態やん」


ミラ子は気持ちを切り替えて洗濯をすることにした






と言う訳で



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