小悪魔と言われてでも
「待って!山梔子の森高校の学祭に出てもらえませんか!?」
山梔子の森高校といえば、私の母校だ。
仕事の以来?
私はマネージャーに、収録までの時間を目で確認する。頷くのを見届けて、携帯を持ち直した。
櫻井樹は私の同級生で、アドレスや電話番号は実家の母から聞いたらしい。
ママったら、口が軽いんだから。
樹は今、母校の教師をしていて、明日の学園祭で歌ってほしいという。
明日という突然の依頼にも驚いたけど、彼の泣きそうな声は、突然のキャンセルでも遭ったのだろうか。
スケジュールは、幸いにも空いている。
「……いいけど」
山梔子の森高校といえば、私の母校だ。
仕事の以来?
私はマネージャーに、収録までの時間を目で確認する。頷くのを見届けて、携帯を持ち直した。
櫻井樹は私の同級生で、アドレスや電話番号は実家の母から聞いたらしい。
ママったら、口が軽いんだから。
樹は今、母校の教師をしていて、明日の学園祭で歌ってほしいという。
明日という突然の依頼にも驚いたけど、彼の泣きそうな声は、突然のキャンセルでも遭ったのだろうか。
スケジュールは、幸いにも空いている。
「……いいけど」