初恋。
「皆さんに今日はいいニュースがあります」
〈2年3組かぁ…緊張してきた〉
「佐久ノ宮女子高校から転校生です」
「佐久ノ宮女子高って可愛い子が集まってるとこだよな!」
「ラッキー☆」
「俺、狙っちゃおうかな~♪」
男子の会話はやらしい…
教室がだんだんざわめき始めた時。
「入って来て」
先生の一言で静まり反った教室。
ガラガラッ
「失礼します」
《あ、桜ちゃん…》
静まり反った教室の中にこだまする静かで透き通る声。
「自己紹介を」
〈緊張する…でも頑張らなくちゃ〉
「佐久ノ宮女子高校から転校してきた、高野 桜です。よろしくお願いします」
《同級生だったんだ…》
「じゃあ高野の席は…」
先生は教室を見渡している。
「桜ちゃん俺の隣においでよ!」
「何言ってんだよ!俺の隣だ!」
「違うよ!うちの隣だよ!」
「美華ずるい~!」
男子も女子も自分の隣にともうアピール。
「高野はあいつらの間の席だ」
先生が指差した席は、朔哉ともう1人の男子の間の席。
「あ、宮野さん!」
朔哉を見つけた桜は満面の笑み。
「桜ちゃんさっきぶり」
「宮野さんと同じクラスで安心しました♪」
「高野と宮野は知り合いか?」
桜達の会話に先生が割り込む。
「はい。桜ちゃんとは家が隣なんです」
「桜ちゃんその話ってマジ!?」
隣の男子も割り込んでくる。
「はい♪それに、朝は一緒に登校してくれました」
「宮野~!!」
男子が一斉に朔哉の名前を叫んだ。
「とにかく、自己紹介するぞ~」
先生の言葉でみんな席に戻る。
〈みんな優しい人でよかった♪〉
みんな一人一人短く自己紹介をしてホームルームが終わった。
「桜ちゃん」
話し掛けて来たのは朔哉だった。
「学校案内してくれる人決まった?」
「そうでした!学校案内…」
「俺が案内するよ!」
そう言ったのは隣の席の淳平だった。
「岩木くんが案内してくれるんですか?」
桜が聞いた次の瞬間…
「ちょっと待った~!」
「川谷さん。どうしたんですか?」
「高野さんがうちの名前覚えてくれた」
美華感動中。
「はい、大切なクラスメイトですから♪」
「じゃあ私の名前は??」
「浅名 麻由理さん」
「もぅ桜ちゃん大スキ~!」
ギュッ
麻由理本日1回目のハグ。
「ありがとうございます」
「そうだ!案内はみんなでしようよ」
「宮野それ名案じゃん!」
美華が褒める。
「そうと決まれば早く行こうぜ」
〈2年3組かぁ…緊張してきた〉
「佐久ノ宮女子高校から転校生です」
「佐久ノ宮女子高って可愛い子が集まってるとこだよな!」
「ラッキー☆」
「俺、狙っちゃおうかな~♪」
男子の会話はやらしい…
教室がだんだんざわめき始めた時。
「入って来て」
先生の一言で静まり反った教室。
ガラガラッ
「失礼します」
《あ、桜ちゃん…》
静まり反った教室の中にこだまする静かで透き通る声。
「自己紹介を」
〈緊張する…でも頑張らなくちゃ〉
「佐久ノ宮女子高校から転校してきた、高野 桜です。よろしくお願いします」
《同級生だったんだ…》
「じゃあ高野の席は…」
先生は教室を見渡している。
「桜ちゃん俺の隣においでよ!」
「何言ってんだよ!俺の隣だ!」
「違うよ!うちの隣だよ!」
「美華ずるい~!」
男子も女子も自分の隣にともうアピール。
「高野はあいつらの間の席だ」
先生が指差した席は、朔哉ともう1人の男子の間の席。
「あ、宮野さん!」
朔哉を見つけた桜は満面の笑み。
「桜ちゃんさっきぶり」
「宮野さんと同じクラスで安心しました♪」
「高野と宮野は知り合いか?」
桜達の会話に先生が割り込む。
「はい。桜ちゃんとは家が隣なんです」
「桜ちゃんその話ってマジ!?」
隣の男子も割り込んでくる。
「はい♪それに、朝は一緒に登校してくれました」
「宮野~!!」
男子が一斉に朔哉の名前を叫んだ。
「とにかく、自己紹介するぞ~」
先生の言葉でみんな席に戻る。
〈みんな優しい人でよかった♪〉
みんな一人一人短く自己紹介をしてホームルームが終わった。
「桜ちゃん」
話し掛けて来たのは朔哉だった。
「学校案内してくれる人決まった?」
「そうでした!学校案内…」
「俺が案内するよ!」
そう言ったのは隣の席の淳平だった。
「岩木くんが案内してくれるんですか?」
桜が聞いた次の瞬間…
「ちょっと待った~!」
「川谷さん。どうしたんですか?」
「高野さんがうちの名前覚えてくれた」
美華感動中。
「はい、大切なクラスメイトですから♪」
「じゃあ私の名前は??」
「浅名 麻由理さん」
「もぅ桜ちゃん大スキ~!」
ギュッ
麻由理本日1回目のハグ。
「ありがとうございます」
「そうだ!案内はみんなでしようよ」
「宮野それ名案じゃん!」
美華が褒める。
「そうと決まれば早く行こうぜ」