山田さんはOを飼っています。         【Q】Oとは?



「てか、アンタがマトモにバイトとか出来るとは思わなかった。」


「あ゛~。接客とかマヂ無理!やっぱ俺は頂点で人に指図するほーが性に合ってる。偉そうな客とかマヂキレる!」


「俺様めっ!」




いつも通りの言い合いだけど、ギクシャクした空気はすっかり消えていた。




ねぇ…

苦手なバイトのくせに、私の為に頑張ってくれたの?




なんて思ったら、無意識に顔が緩んだ。











家に帰って、下らない会話しながらご飯を食べて

私が片付けしてる間にジローが風呂に入って、入れ違いに私がオフロに入る。






ふと黒髪美人サンのコト思い出して、何故かホッとした。








不倫だとか、ジゴロだとか…




思えばとんでもナイ勘違いでした。


< 140 / 354 >

この作品をシェア

pagetop