山田さんはOを飼っています。         【Q】Oとは?





目元の赤味が少し扇情的で。


髪が少し乱れがちなのも気になるトコロだが……





何か少々嫌な予感。






身分を明かして天王寺の所在の有無を尋ねれば、快く中に招いてくれた。


それに従ってリビングに踏み入れ――――





「「……………。」」




俺とお目付け役君は固まった。




天王寺が床に突っ伏していた。


暗い…暗すぎる……


部屋が暗く見えるのは貧乏照明の所為と言いたいトコロだが、明らか天王寺の発散するオーラの所為だ。



突っ伏したままの天王寺からおどろおどろしい声が漏れ出た。







「……オマエ等……呪ってやる……。小町のハレー彗星並みの発情タイムを……っ!」











すまん……。

今回は本気で謝る。


< 304 / 354 >

この作品をシェア

pagetop