イジワル男子の愛情表現


聞こうとしても頭に入って来ないってば!

そう心で思いながらも

コクコクと頷くと


「嘘は駄目だよ茉奈ちゃん」

そう言って私の耳を

パクっ


「ひゃあ…っ」

と、食べた。


「何すんの最低!!」

私がそう言って睨むと篠は


にやっと笑って


「ひゃあ、だって

耳弱いんだ?」

聞いてきた。


私の顔はみるみる赤くなっていく。

「ふっ、顔赤っ

ほらやるぞ」


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