イジワル男子の愛情表現


俺はリンゴを切りに部屋を出た


何とか切り終えたリンゴは最初の大きさより

半分くらいは量が減って不恰好だけど

仕方ない

俺料理とかしねぇし。


そのままそれを部屋に持っていった


しばらくたって

寝ている茉奈の様子を見ながら頭を撫でると

目がゆっくりと開いた


お、起きたか?

「んーあー!

リンゴがあるー」

俺が切ったリンゴの存在には

一目散に気付いたが、

まだ起きたばっかでいつもみたいに

言葉がはきはきしてない


< 177 / 324 >

この作品をシェア

pagetop