イジワル男子の愛情表現


「涼太、自分が悪いと思ってる?」


「…。」

何も言葉にできなかった。

それはこの先の展開がだいたい予想出来たからか


「責任感じないで。

涼太は悪くない…。


でもね私、涼太が側にいてほしい…

側にいて、私の事守ってほしいの…!」


頭が真っ白になった俺に、さらに追い打ちをかけるように

入って来た人物がいた。


「真由美っ!

事故って聞いてお母さん、心臓止まるかと思ったのよ!」


すぐに真由美に駆け寄るPTA役員長

西村麻菜美。
< 206 / 324 >

この作品をシェア

pagetop