イジワル男子の愛情表現
「涼太、自分が悪いと思ってる?」
「…。」
何も言葉にできなかった。
それはこの先の展開がだいたい予想出来たからか
「責任感じないで。
涼太は悪くない…。
でもね私、涼太が側にいてほしい…
側にいて、私の事守ってほしいの…!」
頭が真っ白になった俺に、さらに追い打ちをかけるように
入って来た人物がいた。
「真由美っ!
事故って聞いてお母さん、心臓止まるかと思ったのよ!」
すぐに真由美に駆け寄るPTA役員長
西村麻菜美。