イジワル男子の愛情表現
そんな泣きそうな顔すんな
俺の決心が揺らぐだろ?
「嘘だよね…?
だって、初めてだって
キスだって、好きって言うのだって…」
茉奈の目は泣きそうで、でも俺がさっきの言葉を
冗談にしてくれると
信じている眼差しだった。
「ああ、あの嘘信じたの?
お前にだけなわけねぇじゃん
そんなん誰にでも言えんだよ
本当純粋だねぇ。
なんならもう1回キスしてやろうか?」
鼻で笑うことも含めて演技する。
俺の事嫌いになればいい。