イジワル男子の愛情表現



諦めて、任せてもらえると思った俺は


「嫌。私もやるの」

という茉奈の言葉に驚いた。

気まずいだろーが


茉奈は俺の持ってる荷物から
少しの量を取って進み出す


2人で歩く廊下はとてもしんみりしていて長い。

不自然に空いた距離がまるで俺らの心を表してるみてぇだ


何も話さず、ただただ、無言で空き部屋まで行った


俺は任された荷物を机に置いて

素早く帰ろうとした


しかし、

俺の後に続いて入って来た茉奈が

コードに足を引っかけた。
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