イジワル男子の愛情表現

ーーーー。


教室では2人の男女が話をしていた


「西村。」


誰かに呼ばれて真由美は振り返った


そこにいたのは、陸上部の田中康平だった。


「何の用?」


冷たく睨んで言う真由美に
田中は机の上に座って言った


「お前って寂しいやつだな…」



「私には随分冷たいんだね?

みんなに優しい田中くん」


普段、お互いが話すことは滅多にない。








< 267 / 324 >

この作品をシェア

pagetop