イジワル男子の愛情表現


そう呟いた時、


バンっ―!!!


音を立てて開いたドアに振り返ってみると



ああ…
やっぱり来てくれた



「お前…バカかよ」


そう言って私を見てくる篠は少しだけ

息を切らしている。



走ってきてくれたのかな?


嬉しすぎて、私は少し微笑んだ


「あんな手紙…普通気づかねぇよ

名前も書いてねーし…。」

あれ、私、
緊張しすぎて名前を書くのを忘れててたらしい

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