イジワル男子の愛情表現


そう言うと真由美は


「何それ…。


私こんなバカ一途な奴の間に入っていこうとしてたの…。


本当のバカは私じゃん」

と呟いた。


人を傷つけた代償は大きい。


だけど得たものも皆無ではない。


「もういいわよ…。

そんなん言われたら
こっちから振ってやるわ」


真由美は言う


「怪我だってもう直ったから、


私があんた達より

幸せになるまで話かけてあげないんだから」
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