イジワル男子の愛情表現


私はとっさに、バッと頬を隠した。

「何で知って…」


篠にそう聞こうと思った時、それは途中で遮られた。


「似合ってねぇんだよ」

ビリっ―


篠は私の頬についてるシップを剥がし言う。

少し赤くなった頬が空気に触れる


「何すんのっ!ひどい!」

私が篠を睨むと、篠はしっかり私の顔を見て


「似合わない、

全然似合ってねぇ


お前がそういうの付けるとかやめろよな」


と言い放った。


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