最強な少女

「緋姫お前、無自覚でやってんの?」

蓮也は、真剣な表情で言って来た


『へ?』

何が?


「露出し過ぎだし。それに、エロい」


エ、エロ?!


『何処見てんのよ!!変態ッ!!』


水着だもん仕方ないじゃない!!


「男は皆変態なんだよ」

ッ///

な、ど、どうしたの行き成り!!


『蓮也、ね、熱あるんじゃ・・・』


「ねぇよ。んなモン」

『ちょッ!!痛いッ』


両手首を掴まれて、上に挙げられた


「女のお前に、男の俺をどうこう出来ねぇだろ」

そりゃぁ、そうだけど!!
それとこれとは関係ないからね?!


「お前・・・、俺の気持ちを分かれよ・・・」

『え、ちょッ…蓮也?!』


そう言って、私の肩に顔を乗せて来た


「無自覚…。鈍感…」

『え、ちょッ』


そう言ってギュッと抱きしめて来た


蓮也って、本当に男の子なんだね
鍛え上げられた・・・、かと言って、マッチョって訳じゃなく
均整の取れた身体


当たり前だけど、私より身長が高くて、私が簡単に包まれる


頬を伝わって感じる体温は、とても居心地が良い
その心地良い体温をもっと味わいたくて、私は抱き返した


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