河の流れは絶えず~和泉編~
今日は日曜なのにYシャツを着込んでいる。

珍しく仕事が入っているのだろうか?

それにしても、この人は疲れを知らない人で、どんなに残業をしても、翌朝までに持ち越さないタイプの人だった。

それでも今日はいくらか機嫌がいいのかな?くらいにしか考えていなかった。

「ごちそうさまでした!」

そう言いながら進吾が茶碗を持って流しに向かう。

「おはよう。兄さん。俺、今日は早く行かないといけないからもう行くよ。」

とかばんと学帽を手に持ち、玄関へ向かおうとする。
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