河の流れは絶えず~和泉編~
おじさんはそのまま奥へと下がっていき、おばさんもその後に続いた。

一瞬、俺と目が合ったが、その目はなにやら安心したような色を見せていた。

おじさんのあの目は厳しい色を成していて、それは俺に慎重に構えろと暗に伝えていた。

居間に一人残された俺は冷えかけた飯を慌てて突っ込んだ。
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