河の流れは絶えず~和泉編~
よっつ
9時も半を過ぎて、俺は出掛ける用意をするため、庭の植木の水遣りを仕舞いにして、離れにある自分の部屋に行こうとした。
すると、井戸端で洗濯をしていたおばさんが俺を呼び止めた。
「なんだい?おばさん。俺もうそろそろ出掛ける用意をしないといけないんだけど。」
おばさんは、仕上がった洗濯物が入った盥を棚の上に載せて、
「さっきはすまなかったね。手紙のこともあの人に言っちまったし。」
洗濯物を手に取り再度、絞って言う。
すると、井戸端で洗濯をしていたおばさんが俺を呼び止めた。
「なんだい?おばさん。俺もうそろそろ出掛ける用意をしないといけないんだけど。」
おばさんは、仕上がった洗濯物が入った盥を棚の上に載せて、
「さっきはすまなかったね。手紙のこともあの人に言っちまったし。」
洗濯物を手に取り再度、絞って言う。