河の流れは絶えず~和泉編~
でも、特に彼女と話をするのは、楽しかった。

単に惚れた女と話しているんだから、と言われればそれまでだが、彼女はまた、林太郎に似て非常に物知りでもあったし、会話の質が高かった。

それが、俺の好奇心をより刺激したのだと思う。

まるで終わりを知らない湧き水のような、彼女の感性に富んだ話は俺を刺激した。

また、気持ちが更に深くなっていくのがわかる。
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