河の流れは絶えず~和泉編~
「すごい雨、、、、。」

そう言った彼女もやはり呆然と雨を見つめ、そして着物が濡れないように奥へ奥へと入って行く。

俺も奥へ入ろうとしたその時、一発目が聞こえた。

「きゃあ!!」

と言いながら俺にしがみ付いて来た。

その後も間髪を入れず鳴ってくる。

「きゃあ!!!」

本当に怖いらしい。
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