河の流れは絶えず~和泉編~
結構積極的な子なのだなあ。

と思いつつも、実際会った事もない人にそういう感情は持ちえるはずもなかったから、来週にさっと会って断ろう。

気がつけばもう12時を過ぎている。

慌てて、最後の身繕いをし、おばさんに言われたように、濡れたままの髪をもう一度、拭き直して、櫛を入れた。

まあ、さっきよりはいくらかましになったか、と自分に言い聞かせ、おばさんに出かけてくるとあいさつをして外へ出た。
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